正式なアドレスは「鹿児島県鹿児島郡十島村」、一般的には「吐噶喇(トカラ)列島」と呼ばれている。奄美大島と鹿児島の間に位置する有人7島からなる列島であり、磯や堤防からの大物釣り場として知る人ぞ知る存在である。この有人7島の中で最南端(奄美に最も近い)に位置するのが人口120~130人の宝島という島である。小さい島だが、民宿、郵便局、雑貨屋などが揃っている。宝島にはその名の通り、キャプテンキッド財宝の伝説があり、かってはトレジャーハンター達も一攫千金を夢見て訪れたという。鹿児島港から「トシマ」というフェリーで13~14時間、一晩船内で寝て、朝起きて海の景色も十分堪能して、「海はもう十分、足を地につけたいヨ 」と思う頃に到着する。私が1996年から2001年までの5年間、毎年2回(GWと夏休み)、釣りのためせっせと通った思い出多い島である。
なぜ1812年の戦争が起こりました
さて、いつも通り前置きが長くなったが、Hsさんという釣友がいる。1996年のGWに小宝島(宝島の隣の島)釣行からの帰りの連絡船「トシマ」の中で知り合った。その後、宝島を中心に、石垣島、波照間島、青ヶ島(八丈島)などでも一緒に釣りをした仲間で、私より20歳程若く、体力、根性、釣りへの情熱は一級品の釣友である(でも、あれから十数年、だいぶ年取っただろうなぁ~、、、、と思いきや、今回実際に会ってみると昔のまま(?)だった)。彼は毎年フルマラソンを走り、つい2~3年前までは3時間を切っていたという素晴らしい体力の持ち主である。因みにマラソンは釣りのための体力をつけるために走る らしい。彼とは、多少大袈裟な表現ではあるが、トカラでの釣りで一緒に苦楽を共にした「戦友」のようなものである。そのHsさんが満を持してコナへやって来た(9月10日着)。6泊7日という短い滞在だが、Mdキャプテンと私の体力が続く限りの釣り三昧の5日間となる(1日だけ休養も兼ねてマウナケア山頂でスバル望遠鏡見学あり)。二人の息子さん(釣りは好きだが、お父さん程ではなさそうな、、、詳細不明)と奥さんも一緒に来たら良かったんだけどねぇ~、、、とはいってもお兄ちゃんが受験の年頃らしいのでチト難しい様子。「お父さんはハワイ島で頑張るので、息子さん達は日本で、勉強にスポーツに頑張ろう、、、」という事になるかな???
昨日(土 )昼前コナ着、釣り具屋さん見学(Mdキャプテンと友達のシバ犬Henry君の飼い主の店だったHonokohau港入口のTwesmarkが閉鎖してしまっていてビックリした。しばらく会っていないが、奥さんのLnさんとHenry君はどうしているんだろう?このビルには観光ガイド業の太公望さんが入るらしく、既に改装の準備をしていた)の後、ゆっくり休養を取り、今日(11日・日曜日)釣りに出た。
検量線のサンプリングポンプを行う方法
取り敢えず目指すのはグラウンド(コナ空港沖)のカンパチとキハダマグロ、、、釣れて欲しいと祈りつつポイントへ向かう。最近カマスサワラが釣れていないようなので、往路はOtaro(大型のカツオのハワイ名)狙いのルアーを曳いて走ったが、小さいカツオさえ釣れなかった。
予報を見る限りグラウンドのコンディションは悪くはない、、、が、良いかどうかはやってみないと解らない。
本日のコンディション:
干潮: 8:58am
満潮: 1:58pm
月: ほぼ満月
波の方向(予報): 南西から北東へ(あまりアテにならないが、、、)
風の方向(予報): 西から東へ
さてNELHA沖のPoint-9近辺に到着。この瞬間を待ちかねてHsさんがジグを落とす。取り敢えず、水深140~150mあたりの底近くでカンパチ、そのままシャクリ上げて中層でマグロ狙い、間違えば途中で良型のOpakapaka(オオヒメ)やLehi(オオグチイシチビキ)が釣れるかもしれない、という欲張った戦略である。
Hsさんが第一投目を投入。といっても「なんちゃってジギング」ではなく、全手動の本物のジギングである。ビシッ、ビシッ、ビシッ、ガッツ~ン、、、、いつもシナリオ通り来る訳ないだろ!2投目、3投目、4投目、、、、、10投目、やっと来た。記念すべきハワイ島第1回目のアタリだ。結構引いてはいるが、それ程大きくはなさそうだ。大物対応のタックルの敵ではない。上がってきたのは;
<Kahala(ヒレナガカンパチ=Almoco jack)。釣りたかったハワイのカンパチ、、、ちょっと小ぶりだが、綺麗なカンパチだった。まずはヨシとしよう>
<Hs-san is my long time fishing friend. He has been aspiring for catching Hawaiian Kampachi and he did today. Congratulations !. His wish is now escalating to a big Yellowfin tuna, Giant trevally and Blue marlin. Let's see what we can do.>
どのように私はexparte申請しない
今日のグラウンドには鳥も船も全くいない。マグロやカツオもいないのかも知れない。私の方もジギングにはまったく気配がない。結局私はジギングは断念、エサ釣りに変更したところ、いきなりアタリがあった。しかし小さい、ヨスジフエダイか?モンガラか?と思いながら巻きあげてみると、Luckyな事に、今シーズン初のOpakapaka(オオヒメ=Deep-7-Bottomfishのなかでも最もポピュラーな魚種)だった。
<今シーズン初物のOpakapaka(オオヒメ=Pink snapper=Crimson jobfish)。久しぶりである。型はイマイチだが、まあ良しとしよう>
<The first Opakapaka in this new season. A bit small, but it's OK..>
エサ釣りに次に来たのが、ハワイ島に来て初めてお目にかかるナンヨウカイワリだった。
<型のいいナンヨウカイワリ(Papa ulua = Yellowspotted jack = Islamd trevally)。食べたら美味しい魚のはずだが、シガテラ毒の恐れが少しあるのでリリース。もったいない感じはした>
そしてDeep-7-Bottomfishの一つであるKalekale(ヒメダイ)も釣れた。
<Kalekale(ヒメダイ=Von siebold's snapper)。これまた今シーズン第一号である>
<The first Kalekale in this new season. This makes 5th fish in Deep-7-Bottomfish in the new season. I need Lehi and Hapupuu to avieve the grand slam.>
これでDeep-7-Bottomfishは、今シーズン7魚種中5魚種を確保した。のこりはHapupuu(Hawaiian grouper)とLehi(オオグチイシチビキ)となった(前シーズンと同じ展開)。
Hsさんにアタリがあったが、うまくハリに乗らなかったようだ。
友人のチャーターボートのキャプテンが、「V V Buoyでキハダマグロが釣れているよ」という電話をくれた。今日のグラウンドは潮が良くないようなので、即V V Buoyへ移動することに決定。グラウンドで昼食を終え、トローリングはせずに一気にV V Buoyに向けて走った。V V Buoyに着いてみると、非常に珍しい事に、Buoy周辺に15隻くらいの船が集まっていた。V V Buoyは我家の目の前にあるので、毎日見ているが、こんな事は初めてである。後で港でこの友人に聞いたところでは、V V Buoyで中型マグロが釣れたのは何年かぶり(?)とか?
HsさんはV V Buoyに着いてからも黙って重いジグをシャクリ続ける。「あ~ぁ、疲れたヨ」とかいってすぐ休憩する我々オジンとはチト違う。
< お父ちゃんは頑張っているゾ。前方にV V Buoyが見える。殆どの船が我々の右と後に位置している>
ここでもHsさんにアタリがあったが、フッキングには至らなかったようだ。
そして、、、私の「へなちょこオジギング(シャクリのみ手動で他は電動のジギング)」の方にアタリがあった。そしてこいつが今日のメーンイベントとなった。かなりの大物らしく、最初50mくらい一気に走られた。しかしこちらの道具は100ポンド対応の新品の一式である。走りが止まった後、徐々にドラグを締めて行った。それでも時々ズルズルとラインが出て行く。かなり重いが、まあ比較的楽に寄せる事が出来た。最後にHsさんが玉網を入れ、一人で引きあげてくれて終了。ビン長マグロだった。
<Tombo ahi(ビン長マグロ=Albacore)。 Harbor Houseで計量したところ44ポンド(20キロ)だった。上出来の1匹である>
< I caught this Albacore (a type of tuna) at V V Buoy which is located right in front of my house. It weighed 44 pound. No too shabby, is it ? It almost made the fuel charge.>
これからは毎朝、我家のLanaiから目の前のV V Buoyを見るのが楽しみである。
さあ、明日(12日・月曜日)と明後日、船中1泊でSouthpoint遠征である。片道6~7時間かな?Southpointの風裏でアンカーを打って、夜釣りをしながら1泊する。何が釣れるか、非常に楽しみである。
Fishing Repot用メモ:
Tombo ahi: 1匹 44ポンド
Paka: 1匹 1.5ポンド
Kale: 1匹 1.1ポンド
Kahala: 1匹 リリース
Papa ulua: 1匹 リリース
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